投資家の立場で見ると。
リスクをヘッジするのも経営者の仕事だと思うのです。
成果主義って経営目標未達のリスクを従業員に丸投げしている訳でしょ?
コレってどうなのよ(・・?
成果主義を掲げる会社の経営陣は無能
事業には常にリスクが付き纏います。
- 経営目標の未達
- 想定外の事故による赤字
- 想定外の事態による仕事の遅れ
これらをヘッジするのは経営者の仕事だと思うんです。
- 経営目標の未達=ゴーイングコンサーンを第一に考えた現実的な経営目標の立案
- 想定外の事故による赤字=対応する為の人材の確保や引当金の積立
- 想定外の事態による仕事の遅れ=対応する為の残業代引当金の積立
等々でね。
成果主義って従業員にノルマを課す事でこれらをヘッジする責任から逃げている訳でしょ?
成果主義だと
- 経営目標の未達=従業員がサービス残業でヘッジ
- 想定外の事故による赤字=従業員がサービス残業でヘッジ
- 想定外の事態による仕事の遅れ=従業員がサービス残業でヘッジ
となる訳ですから。
無理な経営目標を掲げて成果主義で達成?
ちゃんちゃらおかしいです。
個人的には成果主義の企業の経営者は基本的に無能だと思っています。
投資家としては経営者が無能でも現実的な利益を上げて適切に配当してくれれば文句は無いんですけどね。(^_^;)
ブラック企業が社会問題になっている昨今、ブラック企業の烙印を押されるリスクをヘッジする為にも成果主義は止めて欲しい
ブラック企業の烙印を押されれば
- 優秀な人材の流出
- 小売業なら不買運動
- 銀行業なら他の銀行への乗り換え
- 製造業なら委託先の変更
等々会社の存続も危ぶまれるリスクがある訳で。
実際ワタミの赤字がこのリスクを表していると思います。
経営者の方は成果主義のリスクをもっと真剣に考えて欲しい。
そもそも成果主義の時点で
- 優秀な人材の流出および獲得機会の逸失(=ワタミ赤字の根本原因はコレだよね?)
と言う会社の根幹を揺るがすリスクを抱えている訳だし。(^_^;)
だからと言ってぬるい経営目標に逃げるのは責任の株主への押し付け
- 適切な経営目標も掲げ達成する
- 不足の事態にも適切に対応する
この為に経営者は高い給料をもらっている訳で。
要するに言いたい事は
- 昨今は責任逃れしてサボっている経営者が目立つ
- 成果主義はそのサイン
って事です。