「TAMRON 20-40mm F/2.8 Di III VXD」で撮ってみました。(=゚ω゚)ノ
なかなかイイ感じですね。(゚_゚)フムフム…
以下、感想を書いてみたいと思います。(,,゚Д゚)ガンガル!
「良い」と思った所
耐逆光性能が高い
冒頭に示した写真ですが、太陽を構図に入れているのにゴーストの類が一切出ていません。
一昔前のレンズなら、考えられない事です。(*-`д-;)ス、スゲェ…
最近のレンズは性能が高く、高い耐逆光性能を見せるレンズはこのレンズに限りませんが、それでも賞賛に値すると思います。
歪みもズームレンズとしては少ない
まだ初見ですが、気になるような歪みは全く見当たりません。
一昔前の単焦点レンズを使っているような感覚です。
まあこれも、このレンズに限った話ではなく、最近のズームレンズはみんなそうだったりしますけどね。
凄い時代になったものですよね。
「悪い」と思った所
「帯に短し襷に長し」かもしれない
使っていて感じたのですが、
- 広角レンズとして考えると、広角端20mmは少し狭く感じる
- 標準レンズとして考えると、望遠端40mmは少し物足りなく感じる
こんな感じなんですよね。
冒頭で示したような写真を撮っていると、「やはり16-35mmあたりと比べると物足りないな」と思ってしまいます。
そういう意味では、微妙なポジションのレンズですよね。
このレンズはこれ単体で評価するべきレンズではなく、どんなレンズを合わせて持ち出すかで評価するべきレンズだと思います。
例えば、私は保有していないレンズですが、TAMRONには35-150mmF2.8と言うレンズがあります。
このレンズを持ち出す時、合わせて持ち出す2本目のレンズと考えると、この20-40mmF2.8はちょうどイイように感じます。
私の使用用途で言うと、90mmマクロを持ち出す時に合わせて持ち出すレンズと考えると、すごくしっくりくると感じました。
広角レンズの難しさを引き継いでいる
写真を撮る時、カメラを水平ではなく、上や下に傾けて撮ると建物とか歪みます。
どんなレンズでも基本そうなのですが、広角レンズは広角ゆえにこれが大きく難しいです。
ティルトシフトレンズでも使わないと、これを避ける事はできません。
20-40mmF2.8は広角端20mmなので、この広角レンズの難しさを引き継いでいます。
冒頭の写真は後処理でこれを補正してあります。
TAMRONは新しい標準レンズとしてこのレンズを販売していますが、標準レンズの感覚で使う事は難しいレンズと感じます。
ズームリングの回転方向に違和感
私、TAMRONレンズはこのレンズの他に以下の2本を保有しています
- 28-75mmF2.8G2
- 70-180mmF2.8
この2本は、レンズが一番短い状態では広角端になっていて、ズームリングを右に回す事で望遠していけます。
しかし20-40mmF2.8は、レンズが一番短い状態では望遠端になっていて、ズームリングを左に回す事で広角にしていけます。
この初期位置の違いから来る結果的なリング回転の向きに、違和感を感じます。
まあ、慣れの問題なんですけどね。r(^^;)
総評
スナップ撮影が一番しっくり来る用途かも?
初期位置の40mmはスナップ撮影にちょうどイイ焦点距離です。
ここから広角側に広げる事ができるので、スナップ撮影に使いやすいと感じます。
例えば街をブラブラしながら、気楽に写真を撮り歩きたい時、このレンズは凄く使いやすいと思います。
カメラ初心者が初めて買うレンズとしてはオススメできない
上で書いたように、このレンズには広角レンズとしての難しさがあります。
RAWで撮ってLightroomで現像するような人なら、現像時に傾きも補正すればイイと思います。
しかしシャッターボタンを押すだけの人だと、歪んだままの写真をアウトプットする事になってしまいます。
初心者の方なら、例えばTAMRONなら28-75mmF2.8G2を選んだ方が無難だと思います。
上級者なら持っていたい一本かも?
このレンズは軽量コンパクトで、光学性能が高いです。
良く言えば「標準から広角を広くカバーできる柔軟性のあるレンズ」であり、悪く言えば「帯に短し襷に長しなレンズ」です。
どのような使い方をするか?
どのようなレンズと一緒に持ち出すか?
上手く使えば宝石になり、そうでなければゴミにもなる、使う人次第なレンズ。
そのようなレンズと感じます。
上手く使いたいですね。(,,゚Д゚)ガンガル!